
心理職のための文章実務講座
― AIに任せる文章、人が責任を持って書く文章 ―
5年前から続けてきた「心理職のための文章講座」シリーズが、AI時代の文章実務講座として新たに始まります。
これまで、相談記録、報告書、契約書、プレスリリース、申し入れ書など、心理職にとって重要な「書く仕事」を扱ってきました。今回はその蓄積を土台に、AIに任せられる文章、人が責任を持って書く文章、そして最後に弁護士が確認・仕上げる文章へと発展させ、実務で本当に使える形に整理してお届けします。
臨床心理士・公認心理師にとって、これからますます大切になるのは、人に会うこと、話を聴くこと、関係をつくることです。企業、学校、医療、福祉など、さまざまな現場で、心理職には「人にしかできない支援」がこれまで以上に求められています。
一方で、実際の現場では、講座資料、案内文、依頼文、メール文面、報告書の整理など、多くの「書く仕事」が日常的に発生します。その結果、「本当はもっと人に向き合う時間を確保したいのに、文章業務に時間を取られてしまう」と感じている方も少なくありません。
本講座は、そうした心理職の現実に応えるために企画した、全5回・各回60分・計5時間の連続ワークショップです。AIを単なる流行や便利ツールとして扱うのではなく、心理職の文章実務をどう支えるのかという観点から、実際に役立つ形で整理して学びます。
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この講座が大切にしている考え方
本講座の中心にあるのは、次の考え方です。
AIに任せられる文章は、AIに任せる。
しかし、AIに任せてはならない文章は、人が責任を持って書く。
そして、AIが書いた文章も、人が書いた文章も、最後は人が責任を持って整える。
この講座は、「AIに何でも書かせる講座」ではありません。相談表、相談記録、ケース記録、個別支援に関わる記述など、個人情報や守秘義務の対象を含む文書は、AIに任せません。ここは専門職が倫理と責任をもって扱う領域です。
一方で、講座資料、案内文、依頼文、お願いメール、お詫びメール、依頼記事のドラフトなど、個人情報を含まない文章については、AIを活用することで、下書きや整理、構成づくりを大きく効率化できます。大切なのは、「何をAIに任せ、何を人が担うのか」を実務として判断できることです。
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この講座の特徴
1.AIに任せられる文章を、具体的に学べます
AIが力を発揮するのは、個人情報を含まない文章業務です。たとえば、講座資料、案内文、お願いメール、お詫びメール、依頼記事のドラフトなど、下書きや整理、構成づくりが求められる文章です。本講座では、こうした文章をどのようにAIで下書きし、どのように実務に活かせるのかを、具体例を通してわかりやすく学びます。
2.第1回は、「相談記録・報告書を実際にどう書くか」を学ぶ実践回です
第1回の中條の回では、単に「AIに任せられない領域」を整理するだけではありません。相談記録や報告書を題材に、実際に文章をどう書くのかを具体的に扱います。資料にある実例をもとに、誰に向けて何を伝える文章なのかを明確にし、使うべき言葉、避けたい表現、言葉のレベル、日本語の落とし穴、読み手に伝わりやすい整え方を、ライブ添削も交えながら学びます。
第1回で扱うポイントは、たとえば「文章は誰のために書くのか」「使うべき言葉、NGの言葉」「言葉のレベルはどこに合わせるか」「日本語の落とし穴」「読み手のためにできる3つのこと」です。相談記録や報告書を“任せない”だけで終わらせず、専門職として、読み手に伝わる文章をどう書くかまで踏み込んで学べる回です。
3.最後は弁護士の視点で、文書を仕上げます
文章は、書けることと、通用することが同じではありません。伝わる文書であることと、安全な文書であることも、必ずしも同じではありません。本講座では、友永隆太弁護士が登壇し、AIが書いた文章も、人が書いた文章も、最後に法的・実務的な視点から確認・仕上げます。報告書や提出文書で問題になりやすい表現や、「事実」と「所見」の分け方、提出前のセルフチェックの観点まで、基礎から実践まで学びます。
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この講座で学べること
・AIに任せてよい文章と、任せてはいけない文章の違い
・講座資料、案内文、お願い・お詫びメール、依頼文などでのAI活用
・守秘義務や個人情報保護に配慮した実務上の線引き
・相談記録・報告書を、誰に何を伝える文章として設計する視点
・使うべき言葉、避けたい表現、わかりやすい書き換え方
・読み手に合わせた言葉のレベルの整え方
・日本語の落とし穴と、読みやすい文章にするための工夫
・報告書や提出文書で問題になりやすい表現
・提出前に自分で確認するためのセルフチェック視点
・AIの速さ、専門職の倫理、弁護士の仕上げをつなぐ実務の流れ
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こんな方におすすめです
・講座資料や案内文、メール文面の作成に時間がかかっている方
・AIを使ってみたいが、守秘義務や倫理面が気になって踏み出せない方
・相談記録のような守るべき領域と、AIに任せてよい領域を整理したい方
・報告書や相談記録を、実際にどう書けばよいか学びたい方
・報告書や提出文書の表現に不安がある方
・本来の支援業務にもっと時間を使いたい臨床心理士・公認心理師の方
・専門職としての責任を保ちながら、現実的にAIを取り入れたい方
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5stepプログラム
全5回・各回60分・計5時間
WEB開催(録画視聴あり。視聴期限7月30日)
参加費:臨床心理士 4000円
一般参加 5000円
※臨床心理士資格更新ポイント申請予定です(4群です)
第1回 5月9日(土曜日)午後7時から8時
臨床心理士が文章を書くために
― 相談記録・報告書を実際にどう書くか ―
担当:中條幸子
第1回は、相談記録・報告書の実際の書き方を学ぶ実践回です。相談記録や報告書は、単に内容が入っていればよいのではなく、誰に何を伝え、読み手にどんな判断や行動をしてほしいのかを意識して書く必要があります。
この回では、具体例を用いながら、
・文章は誰のために書くのか
・使うべき言葉、NGの言葉
・言葉のレベルはどこに合わせるか
・日本語の落とし穴
・読み手のためにできる工夫
を整理し、ライブ添削も交えながら、正確に伝わる文章の組み立て方を学びます。相談記録・報告書を、専門職として責任を持って書くための土台をつくる回です。
第2回 5月12日(火曜日) 午後7時から8時
AIとは
担当:西田明さん
そもそもAIとは何か、何ができて、何ができないのかを、心理職の実務に引きつけて理解します。「便利そうだけれど、実際にはどう使えばいいのか分からない」という方にもわかりやすく、AIと文章実務の接点を整理します。
第3回 5月15日(金曜日) 午後7時から8時
AIで文章を書いてみる
担当:西田明さん
案内文、依頼文、メール文面、講座資料など、個人情報を含まない文章を題材に、AIで実際に下書きを作る方法を学びます。AIを「何でもやってくれる道具」としてではなく、たたき台づくりを支える実務のパートナーとして活用する感覚を身につけます。
第4回 5月22日(金曜日) 午後7時から8時
弁護士によるリーガルチェック基礎
担当:友永隆太弁護士
文書は、書けることと、通用することが同じではありません。この回では、報告書や提出文書で問題になりやすい表現、事実と所見の分け方、提出先によって変わる注意点などを、弁護士の視点から基礎的に学びます。
第5回 6月5日(金曜日) 午後7時から8時
弁護士による講義(実践編)
担当:友永隆太弁護士
実際の文書をどのように直せば、安全性と伝わりやすさが上がるのかを、実践的に学びます。AIが書いた文章も、人が書いた文章も、最後は人が責任を持って整える。そのための「直し方の型」を持ち帰れる回です。
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講師
中條幸子
臨床心理士/社会保険労務士/元新聞記者
相談記録・報告書など、心理職にとって重要な文章を、読み手に伝わる形でどう書くかを、実例と添削を通して指南します。
西田明
(株)ツナグミチ代表
心理職の実務において、AIをどのように安全かつ現実的に活用できるかを、具体的に解説します。
友永隆太弁護士
杜若経営法律事務所
文書の安全性と実務性を高めるために必要なリーガルチェックの視点を、基礎から実践まで担当します。
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受講後に目指すこと
この講座が目指すのは、単に「AIを使えるようになること」ではありません。心理職が、何をAIに任せるのか、何を自分で引き受けるのか、最後にどう整えれば実務として安心して使える文書になるのかを理解し、現場で迷わず判断できるようになることです。
文章作成の負担を減らしながら、心理職が本来もっとも大切にしたい「人に向き合う時間」を確保していくために。そのための、現実的で誠実な文章実務講座です。
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お申込み
詳細・お申込みは以下から
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https://semican.net/event/SC190132/vwyexf.html
担当:中條幸子
sr-rindow@rindowkokusai.com
#臨床心理士 #文章講座 #弁護士 #AI #公認心理師
