(アーカイブ視聴)シリーズその②「家族、自分が会社を辞めるとき」(心理編)

臨床心理士の経営を考える会・主催
(公益財団法人臨床心理士資格認定協会承認)

SEASON5 ブリッジャー(橋渡し)として生き、働くために
シリーズその②「家族、自分が会社を辞めるとき」(心理編)

突然の解雇通告で来院したクライアントを、あなたはどう支援しますか?

「会社をクビになって、どうしていいか分からない…」
「家族にも説明できない…」
「何から手をつけてよいのかわからない…」

こんなクライアントが来院したとき、どのような支援を展開していますか?

– 本人だけでなく、家族システム全体をどう支えるか?
– 自殺リスクをどう評価し、対応するか?
– 危機的状況からどう段階的に支援するか?

📋 こんな方におすすめ

✓ 病院勤務の臨床心理士・公認心理師
✓ 退職・解雇で心理的問題を抱えたクライアントへの対応に不安を感じている方
✓ 家族システム全体への支援方法を学びたい方
✓ 自殺リスクアセスメントの実践的技法を習得したい方
✓ 危機介入の具体的手法を知りたい方

📅 開催概要

講師:吉里恒昭先生(臨床心理士・公認心理師・医学博士)

形式:
– 基礎編:アーカイブ視聴(60分)
– 実践編: アーカイブ視聴(60分)

参加費:2,500円(サブスク会員無料)
形態:オンライン開催(録画視聴あり)

📚 講座内容

【基礎編】60分・アーカイブ視聴

🔍 家族システムアプローチの基礎
– 「性弱説」の視点:人を責めない支援のまなざし
– 円環的因果律:誰かを悪者にしない関係性の理解
– システムの視点から見た解雇・退職支援
– 家族みんなが「想い」を持って頑張っている

🚨 自殺リスクアセスメントの実践技法
– 一般的な自殺リスクアセスメント項目
– 自律神経の視点からのリスク評価(ポリヴェーガル理論)
– 赤(交感神経):焦燥感、不安、衝動性
– 青(背側迷走神経):絶望感、虚脱、シャットダウン
– 緑(腹側迷走神経):安心、つながり、希望
– 「赤と青の揺れ」が危険な状態を作る

📊 段階的支援プログラムの構築
– 第1段階:安全確保と危機介入(青・赤の過剰状態からの離脱)
– 第2段階:身体感覚と自己調整の回復(緑の芽を育む)
– 第3段階:社会的つながりの再構築
– 第4段階:維持と再発予防

🛡️ 危機介入の具体的手法
– 「赤と青はそのままに緑を活かした生活」を支援
– まずは心と体の安全安心の確保とエネルギー充電
– ノーマライゼーション:本人も家族も問題ではない

【実践編】4つの事例で学ぶ実践的対応

実際の臨床現場で遭遇しうる多様な事例を通じて、家族システムアプローチと危機介入の実践を学びます。

📌事例① 田中さん(38歳女性、IT企業プロジェクトマネージャー)

妊娠を機に事業再編で間接的な退職勧奨を受ける。夫は自営業で収入が不安定。3歳の長女あり、第二子妊娠6ヶ月。

来院時の訴え:*
「会社から遠回しに辞めるよう言われて…妊娠中なのに。夫の収入だけでは生活できない。子どもたちを育てられるのか不安で、毎晩泣いています」

学べるポイント:
– 妊娠期のメンタルヘルス管理
– 夫婦システムへの介入タイミング
– 産科・母子保健との連携
– マタハラの法的権利情報提供のタイミング

📌 事例② 山本さん(52歳男性、金融機関支店長)

早期退職制度の対象者として実質的な退職圧力。妻は専業主婦、長男は就職1年目、次男は大学3年。父親は認知症で施設入所中、住宅ローン残高1800万円。

来院時の訴え:*
「支店長としてのプライドがある。でも会社は若返りを図っている。家族には『大丈夫』と言ってしまったが、実は次の仕事が見つかる自信がない。夜中に動悸がして目が覚める」

学べるポイント:
– 中高年男性の職業的アイデンティティ喪失
– 「家族を守る父親」役割への過度な固着
– 家族への開示困難への配慮
– 介護問題との複合的ストレス管理

📌 事例③ 佐々木さん(29歳男性、ベンチャー企業エンジニア)

会社の突然の倒産(給与未払い3ヶ月分)。同棲中のパートナーと結婚を考えていた。奨学金返済が残る。

来院時の訴え:
「会社が潰れて、給料ももらえてない。彼女との結婚も延期するしかない。友達はみんなうまくいってるのに、自分だけ…。夜中にSNSを見ては落ち込んでます。もう何もかも嫌になる」

学べるポイント:
– SNS上の比較による劣等感の増幅
– 若年層特有の将来不安
– 自殺念慮のリスク(「消えたい」という表現)
– デジタルデトックスを含む生活習慣への介入


📌 事例④ 鈴木さん(60歳女性、医療機関事務長)

病院の経営悪化による希望退職募集で応募。夫は既に定年退職済み。長女は離婚し、孫を連れて実家に戻っている。

来院時の訴え:
「自分で決めたはずなのに、急に何もすることがなくなって…。夫は家にいるけど会話もない。娘と孫の世話で毎日が過ぎていくだけ。30年以上働いてきたのに、私って何だったんでしょう」

学べるポイント:
– 「自己選択」による退職の複雑な感情
– 長年のキャリアからの離脱による喪失感
– 夫婦関係の再構築困難
– 三世代同居による家族システムの複雑性

🔍 全事例共通の検討ポイント

1. 自殺リスクアセスメントの応用
各事例における具体的なリスク要因の見極め方、年齢・性別・家族構成による評価の違い

2. 家族システムアプローチの実際
いつ、誰を、どのように面接に呼ぶか。家族内の秘密・三角関係への介入

3. 段階的支援の個別化
危機介入期→安定期→再構築期の見極め。各事例での時間軸の違い

💡 この講座で得られること

🎯 即戦力となる実践スキル
– 家族システム全体への支援方法
– 自殺リスクの早期発見・対応技法
– 自律神経の視点からのアセスメント

🛡️ 危機介入の実践技術
– 段階的支援プログラムの構築方法
– ノーマライゼーションの実践
– 「赤と青はそのままに緑を活かす」支援

🤝 多職種連携スキル
– 他職種・他機関との効果的な連携
– 社会資源の活用タイミング

📞 お申し込み

お申し込みはこちら:(システム上、開催日が4月30日になっています。動画はすぐにご視聴できます)
https://semican.net/event/SC190132/rihadu.html

お問い合わせ:
臨床心理士の経営を考える会
担当:中條
📧 sr-rindow@ridnowkokusai.com

詳細情報:
https://note.com/watashi0832/n/n79c85525bd1f